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【日記】ミサイル一発で生まれる状況

「僅か一発のミサイルでこれだけの状況を作り出し、しかもなお事態は進行中だ」

とは、パトレイバー2で後藤が柘植を賞賛した台詞だけれど、まさに北朝鮮から飛来したミサイル一発で、2ちゃんねるは祭り状態に陥ったわけだ。しかし、いかに退屈に退屈を塗り固めているVIPとはいえ、まるで戦争を心待ちにしていたように見えてしまうのは、ぼくの錯覚なのかしらん。
基本的にVIPは社会的な事件には無関心な板で、普段、朝鮮絡みのネタにはほとんど反応がないのだが、今回はニュー速とともに祭り状態に突入している。これを単に「ミサイルの場合は日本人誰もが当事者だから」という理由で片付けてよいものか。
ミサイルの中に核がある?!やるな!ブライト!」、「ミサイルの跡に、エヴァシリーズが全機投入される」といったアニオタ丸出しの想像力、または「ツンデレが照れ隠しにミサイル撃ってきた」「僕の肛門もミサイル発射しそうです 」「さくらたんのミサイル画像キボンヌ」「どのアニメキャラとミサイル直撃喰らいたい?」といったVIP的な想像力で処理しながら、ぼくらはこの一連の騒ぎを人事のように楽しんでいるわけだが、その喧騒は、この世界にまだ『終末』の可能性があったことに対する喜びに見えて仕方がない。

それにしても、かつて何度も何度も何度も何度もアニメや漫画の中に現れた終末のシーンは、00年代も半ばを過ぎた現在も、未だに憧憬の対象足りえるのか。ミサイルにすぐさまエヴァとガンダムを接続してみせるセンス。まさに90年代ノット・デットである。
AKIRAの倒壊したビル群、ドラゴンヘッドの雪降る暗黒の東京、エヴァの水没した第3新東京市……。これらを世紀末に見た一炊の夢ではなく、成就を期待し続ける予言として、ぼくらは一生抱え続けて行くのかもしれない。「憧れのデストピア」というトラウマが癒される日は来るのだろうか?

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